住友電工 世界初、ガス分解素子使用のアンモニアガス分解除害装置を開発

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住友電気工業は、ガス分解素子を用いた「アンモニアガス分解除害装置」を開発した。同装置は、世界で初めて燃料電池の原理を応用したもので、NOxやCO2を排出することなく、高濃度のアンモニアガスを除害できる。また、吸引ファンなどの動力源が不要なため、従来装置と比べて小型化が可能であるとともに、ガス分解で発生する電気エネルギーを設備運転電力に利用することで、低コスト化・省エネ化を実現。今後、同社の窒化ガリウム関連製品の生産開発工程に適用し、2011年度の実用化を目指す。同装置の導入により、窒化ガリウム生産開発工程で、CO2排出量を10%程度削減できる見込み。

アンモニアガスは、水処理などの環境プラントや化学工場で、排気ガスとして大量に発生している。また、LED照明や窒化ガリウム半導体の製造時には、原料として大量に使用されているが、その多くが排気ガス中に残存している。

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