トーヨーソフランテック 植物由来の原料を使用したウレタンフォームを開発

  • 印刷
  • 共有

東洋ゴム工業のダイバーテック事業関連会社であるトーヨーソフランテックは、植物由来の原料を使用した軟質ウレタンフォーム「ソフランエコフォーム」を開発した。同製品は、ウレタンフォームとしては日本で初めて、日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク」(登録番号NO.090050)を2010年3月30日に取得した商品。今後、ラインナップも4種類に拡充する。

軟質ウレタンフォームは、家具や寝装寝具のクッション材として幅広く使用されている。一般的には石化由来の原料が使用されるが、同社は、ヒマ(トウゴマ)から抽出されるヒマシ油を使用することに成功。原料の約30%をヒマシ油由来に置換し、石化由来の原料品と比較しても同等の品質と物性を確保している。また、非食用植物油であるヒマシ油は食料需要との競合がなく、比較的安定した調達が可能。さらに、原料となるヒマは、光合成の際の炭酸ガス吸収量が多いことが特徴で、環境に優しい原料として注目を集めている。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事