積水ハウス 建築廃棄物と卵殻を再利用したグランド用白線パウダーを発売

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積水ハウスは、建築廃棄物の石膏ボード(プラスターボード)端材と卵殻をリサイクルした「プラタマパウダー」を、グリーンテクノ21(佐賀県佐賀市)と共同開発した。5月下旬より、全国の小中学校や公共運動施設のグラウンド用白線パウダーとして販売する。同社が建築廃棄物のリサイクル品を市販するのは初めて。関東工場に併設する資源循環センターに、「プラタマパウダー」を製造する専用ラインを導入し、5月より稼働する。同センターには、年間平均で約4000tのプラスターボードが集荷されており、「プラタマパウダー」の年間出荷量は約5000t(20kg/袋で約25万袋)となる見込み。販売はグリーンテクノ21が行う。グリーンテクノ21は、卵殻のリサイクル事業を展開している。

「プラタマパウダー」は、住宅の施工現場で発生する石膏ボード(プラスターボード)の端材と、食品加工工場から排出される卵殻を8:2の割合で配合・粉砕した100%リサイクル製品で、エコマークの認定を受けている。ほぼ中性であるため人体や土壌にやさしく、また、炭酸カルシウム製の従来品と比較すると、同じ容量でも重量は約半分であるため、物流に伴うコストやCO2排出量を削減できる。

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