日本風力開発 マレーシアでスマートグリッド向け蓄電制御システムを受注
日本風力開発は、マレーシア国内におけるスマートグリッド(次世代送電網)システム構築のため、NAS(ナトリウム硫黄)電池を用いた蓄電制御システム52MW相当を受注したと発表した。環境関連設備を取り扱う同国の企業、S.I.TSchiffs-&IndustrieTechnik(M)SdnBhd社より受注したもので、受注金額は約200億円。同蓄電制御システムは、主として、夜間電力を蓄電し、日中などのピーク時に放電するピークシフトオペレーション、及び電力系統安定化のために電力の周波数を維持するアンシラリーサービスオペレーションを担う。
日本風力開発グループは、2008年5月から、青森県六ヶ所村において世界初となる大容量蓄電池併設型風力発電所の運転を行っている。同風力発電所に導入されている技術は、風力発電所からの出力平滑化とともに、電力の受給のギャップを瞬時に調整する機能を有し、スマートグリッドの根幹技術としても注目されている。
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