シャープ 年間160MWの生産体制で、堺市の薄膜太陽電池新工場が稼働

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シャープは、大阪府堺市の「グリーンフロント堺」において、太陽電池の新工場が稼動を開始したと発表した。同工場では、1000mm×1400mmの大型ガラス基板を採用し、高価なシリコン使用量を結晶太陽電池と比べて約1/100に削減できる薄膜シリコン太陽電池を生産する。年間160MWの生産体制でスタートし、大規模太陽光発電所向けを中心に、世界市場で販売展開していく。同工場の生産能力は1000MW/年あり、当初の計画では480MW/年規模の生産規模を予定していたが、世界の景気停滞による市場の落ち込み等を考慮し、規模を縮小しての生産開始となった。市場動向を見ながら、生産能力を引き上げていく考えだ。

同社は、2007年11月より、「グリーンフロント堺」に最先端の液晶パネル工場と薄膜太陽電池工場を併設する新生産拠点の整備を進めてきた。液晶パネル工場は昨年10月から稼働を開始している。

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