INAX ゲリラ豪雨・ヒートアイランド対策に「保水セラミックス」を開発

  • 印刷
  • 共有

INAXは、耐久性・耐候性に優れ、高い保水性能と蒸発性能を持つ建築部材として、環境素材「保水セラミックス」を開発し、実証実験を進めている。「保水セラミックス」は、2~3cmの小石のような形で、保水率が60%以上と高い。ビル屋上や道路脇・公園などに敷設すると、ゲリラ豪雨時には雨水を吸収し、一時的な貯水槽のような役割を担うことができるため、都市型水害を防止する効果が期待される。また、同素材は、晴天時には貯留した雨水の蒸発冷却作用によって建物や周囲の温度上昇を抑えるため、ヒートアイランドの緩和にも役立つ。2009年10月産官学共同で発足した「雨水流出抑制・ヒートアイランド緩和に係る研究の有識者委員会」においても、同素材の実証研究が行われている。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事