ダイキン リチウムイオン電池工場向けに省エネ型の空気供給システムを開発

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ダイキン工業は、省エネ性能を向上させた、水分とCO2を除去した空気を供給する「CO2除去ドライエアー供給システム」を開発し、4月より受注を開始する。一般的な圧縮吸着式のシステムと比較すると、消費電力を約60%削減できるという。リチウムイオン電池など、製造工程で水分とCO2を除去した空気環境が不可欠な製品工場への販売を展開し、2013年の売上として10億円を見込む。

一般的な圧縮吸着式システムでは、圧縮機や高圧対応設備などで装置が大型となり、多くの電力を消費していた。今回開発したシステムでは、吸着ローターに「ハニカム構造」を採用し、水分を吸着する素材「シリカゲル」と、CO2を吸着する素材「特殊ゼオライト」を使用した2種類の吸着ローターに空気を通過させ、水分を99.9%以上、CO2を95%以上除去する。従来システムと比べて、ランニングコストの削減だけでなく、約50%の省スペース化も実現した。

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