村田製作所 世界最薄のモバイル用燃料電池向け液体搬送用ポンプを開発

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村田製作所は、携帯電話やノートパソコンなどのモバイル機器用の燃料電池向けに、小型の液体搬送デバイス「マイクロポンプ MZPシリーズ」を開発した。今回開発した製品の外形寸法は、24×33×1.325mm。同社の圧電体技術や機構設計技術、流体シミュレーション技術を融合し、燃料電池用途としては世界最薄を実現した。また、セラミック技術の導入により、一般的なポンプと比べると電力を90%以上削減でき、駆動電圧は12Vp-p(±6V)と低電圧駆動だ。

モバイル機器向けの小型で大容量な電池・電源として、直接メタノール型燃料電池(DMFC)への期待が高まっているが、商品化に向けて、ポンプ等の周辺回路の小型化・低消費電力化が課題となっていた。同社では、今回開発した製品を、モバイル用燃料電池だけでなく他の用途にも展開していく考えだ。

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