双日 ブラジルのバイオ燃料事業を現地大手と統合し、生産能力世界最大へ

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新会社は、現在建設中のものも含め、ブラジル国内に9工場を保有することになり、2012年度にはサトウキビ圧搾能力が4000万t/年、エタノールの生産能力が300万kL/年、サトウキビの圧搾残滓(バガス)を利用したバイオマスの発電量が2700GW/時となり、サトウキビ由来のエタノール生産事業としては世界最大となる。また、欧米市場への輸出も視野に入れ、17億レアル(約850億円)をかけて、生産地からサンパウロ州サントス港までの約1100kmに、バイオエタノール輸出用大型パイプラインを敷設する計画についても検討していく。

ブラジルでは、バイオエタノールとガソリンの両方を燃料に使えるフレックス車が新車販売台数の約9割を占め、また、2014年にサッカーのワールドカップ、2016年にオリンピックの開催を予定していることから、エタノール需要は年率7%で増加していくと予測されている。

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