東京ガスほか 未利用エネルギーを冷暖房に利用する大型空調機を開発

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今回開発したのは、蒸気を動力源とする「蒸気焚き高効率二重効用吸収ヒートポンプジェネリンク」。低温未利用エネルギーから熱を汲み上げて利用し、また、動力源の蒸気の一部をコージェネシステムの廃熱でまかなうことで、暖房効率を高めた。コージェネシステム廃熱の代わりに太陽熱を使用することもできる。コージェネシステム廃熱と蒸気の両方を動力源として、冷房に加え暖房運転も行える二重効用吸収ヒートポンプジェネリンクの商品化は日本で初めて。

未利用エネルギーは、河川水・下水等の大気との温度差を利用したエネルギーや、工場等の排熱など、今まで利用されていなかったエネルギーの総称。温度は10~30℃程度。東京都は2009年4月に施行した「環境確保条例」で、特定開発事業者に対して、未利用エネルギー等の有効利用について検討を義務付けている。

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