富士経済 公共施設のリニューアル市場は創エネ関連が好調

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報告書によると、リニューアル市場(関連機器+施工費等)は、国や自治体が、新築から既存の建物の有効活用へと施策の転換を進めていることから堅調に推移。2008年度は9581億円であったのに対し、2009年度は1兆円を超えるとみている。今後は、太陽光発電システムの設置を中心に高成長が期待され、2015年度は2008年度比1.3倍の1兆2769億円になると予測する。

リニューアル関連機器(機器・設備・資材・システム)市場については、2008年度は2071億円で、太陽光発電システムをはじめとする創エネシステム関連機器が約25%を占めた。2009年度の市場は、LED照明機器、太陽光発電システム、業務用エコキュートなどが伸び、前年比9.8%増の2274億円になるとみている。2010年度以降も高効率型、省エネ関連機器が市場を牽引し、2015年度の市場は、2008年度比1.7倍の3569億円になると予測する。

分野別の注目市場は、創エネシステムリニューアル市場。学校のエコ改修等を推進するスクールニューディール構想で2009年度から補助金制度が導入され、今後、学校を中心に今後大きく成長すると予測される。2015年度は2008年度比約3.3倍の2920億円になるとみている。

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