東京都、初めて約1700の全事業者の自動車管理計画書を公表

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東京都は、初めて、都内(島しょを除く)で30台以上の自動車を使用する全事業者(約1,700)の自動車管理計画書を公表すると発表した。3月30日より東京都環境局のホームページに掲載する。今後は、毎年度提出される実績報告書も公表していく予定。

都では、自動車からの環境負荷の低減のため、環境確保条例に基づき、自動車環境管理計画書制度を平成13年度から開始した。本制度では、都内において30台以上の自動車を使用する事業者に対して、自主的な環境への配慮行動を求めるため、計画書及び毎年度の実績報告書の提出を義務付けている。今回の措置は、CO2削減に向け、事業者が他の事業者の取り組み等を参考にし、自らの取り組みに活かすとともに、各事業者の環境対策のPRの場としての活用を図るため、都に提出された計画書を公表するもの。平成23年度からは、新たな第3期5ヵ年の計画期間(平成23年度~平成27年度)が始まったが、全事業者から提出された新計画書を公表するのは初めて。

事業者ごとの計画書には、1.特定事業者の概要(名称、所在地、使用する自動車の台数等)、2.基本方針(環境負荷を低減するための目標、目標達成のための取組等)、3.推進体制図、4.自動車から発生する温室効果ガス及び排出ガスの排出量の削減目標等、5.特定低公害・低燃費車等の導入の取組、6.エコドライブの取組、7.自動車使用の合理化の取組、8.他者の自動車を利用する場合における自動車環境負荷を低減するための取組、9.その他自主的に取り組む事項、が掲載されている。都では提出された計画書をもとに、CO2排出量の計画削減率を集計したところ、全事業者の平均削減率は11.1%、また、業種ごとの平均削減率についても、全業種が10%を超えた計画削減率となっている。

参考:東京都 - 自動車環境管理計画書を公表します

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