環境省、「環境報告ガイドライン(2012年版)」を公表

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環境省は、「環境報告ガイドライン(2012年版)」を公表した。本ガイドラインは、環境報告書で環境報告を行うすべての事業者に参考となるように作成されたもの。今回、2007年版ガイドラインについて国際動向等を踏まえた改訂を行うとともに、検討委員会での議論やパブリックコメントの結果を踏まえ、本ガイドラインをとりまとめた。

本ガイドラインでは、事業者が環境を利用するものとして、社会に対する説明責任を果たし、かつ環境報告が有用となるための指針を示している。特に上場企業や従業員500人以上の非上場企業等の大規模事業者を対象としており、また、環境報告書を始めたばかりの事業者やこれから始める事業者にとってもわかりやすいガイドラインであるように、基本となる部分を明確にしていた。

また、経済・社会的な情報を中心とした社会的責任や持続可能性に関する報告を実施する際にも参考となるように作成されている。環境報告を実施する事業者の有効な道標となり、また環境報告の利用者が事業者の環境配慮行動を正しく理解するための手引きとして役立つことによって、環境と経済が好循環する持続可能な社会の実現に貢献することを目的としている。

「環境報告ガイドライン(2007年版)」は平成19年6月に公表された。今回の改訂にあたっては、環境報告書の作成者、利用者、有識者からなる「環境報告ガイドライン等改訂に関する検討委員会」を設置し、平成23年10月から検討を行ってきた。今回の公表も、検討委員会での議論等を踏まえて行ったもの。

参考:環境省 - 「環境報告ガイドライン(2012年版)」の公表について

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