三菱自、愛知県に「EV技術センター」を新設 電動車両開発拠点を集約

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三菱自動車は、電動車両開発拠点となる「EV技術センター」を愛知県岡崎市に新設し、2012年5月より運用を始めると発表した。分散する電動車両の開発・試験設備等を集約することで、開発効率の向上と開発スピードの加速を図る。

「EV技術センター」は、2012年4月1日付で三菱自動車が吸収合併した旧エムエムシー教育センターの跡地に新設する。敷地面積は56,084.06m2で、第一敷地(開発施設主体:38,703.14m2)、第二敷地(サービス研修施設主体:17,380.92m2)で構成される。主な機能として、電池開発及び評価、モーター試作及び評価、ユーザビリティ評価などを揃える。従業員数は約60人(12年度末計画、関連会社社員含む)。

同社は、2009年7月に世界初の量産型電気自動車(EV)となる「i-MiEV(アイ・ミーブ)」を発売。以降、その性能向上に加え、新型EV車種の追加やEV技術を応用したプラグインハイブリッド(PHEV)技術の新開発など、電動車両の展開に注力している。これらの電動車両の開発は、これまで三菱自動車の主要R&D拠点である「技術センター」(愛知県岡崎市)内に分散する開発・試験設備等を用いて行われてきたが、今回、「EV技術センター」を新設し、電動車両コンポーネント開発機能の一部を集約する。

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