2015年水資源関連装置・プラント市場は11年比86%増に拡大
総合マーケティング会社の富士経済は、水資源関連ビジネス市を調査した結果を発表した。これによると、2015年世界市場予測は、環境規制強化で需要が拡大する「装置/プラント」市場が6,347億円(11年比86%増)、低価格化により需要喚起が進む「水処理膜」が1,988億円(11年比30%増)となる見通し。
個別にみると、バラスト水管理システムの世界市場は、2015年に1,117億円(11年比1,227.5%)となると予測する。バラスト水は、船舶の空荷時にバランスをとるために、重石代わりにする水のことをいう。バラスト水管理システムは、注水と排水の海域が異なる場合、排水時に外来生物が放出され、生態系等周辺環境への影響を防ぐために、フィルター、紫外線、オゾン、薬剤等を用いて、バラスト水や沈殿物中の水生生物や菌類を除去するもの。バラスト水管理条約は早ければ、2013年末に発効するとみられている。それに伴い、急激な需要増が見込まれている。
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