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日本ケミコン、自動車向け大容量蓄電デバイスを量産、マツダへ供給

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日本ケミコンは、車載用途をターゲットとした大容量の蓄電デバイスの新製品を開発し、2012年春から量産を開始すると発表した。今回、開発したのは、電気二重層キャパシタ「DLCAPTM」。2012年より、まず、マツダに向けて供給を開始し、同社から発売が予定されている車両の減速エネルギー回生システムに搭載される。

新製品は、自動車、建設機械など様々な運輸市場の回生用途や、大電力用途に対応した仕様になっており、同社では今後の需要拡大を見込み、2015年度までにはDLCAPTM事業全体で、100億円規模の販売を目指す計画だ。

マツダは、6月に発売した新型デミオでは、ハイブリッド機構を搭載しないガソリンエンジン車で30km/L(10・15モード)の優れた燃費性能を実現し、新スタイルのエコカーとして注目を集めた。来年発売が予定されている車両では、減速エネルギー回生システムを新たに搭載することでさらなる燃費改善を図る予定で、その回生システムの蓄電デバイスとして、「DLCAPTM」が採用された。同システムに電気二重層キャパシタが採用されるのは世界で初となる。

回生システムでは、減速時に発生する回生エネルギーをキャパシタに蓄電し、蓄電したエネルギーをヘッドライトやカーオーディオ、カーナビゲーションシステムなど、電装機器の駆動電力の一部に使用する。これにより、オルタネータの負荷が軽減され、頻繁に加減速がある実用走行時において10%程度燃費が向上すると見込まれている。

今回採用されたDLCAPTMは、エネルギー回生用に開発した新製品で、独自の改良により、従来製品と同じサイズで、内部抵抗値を約3分の1低減しているほか、耐環境性能(耐振動・衝撃性、耐熱性)も向上させた。また、電気二重層キャパシタの主要材料は活性炭で、有害な重金属類を使用していないことも特徴としている。

同社では、本製品について、2012年春からケミコン山形で生産を開始し、その後も生産能力を段階的に拡大、2013年のうちには、既存の生産拠点であるケミコン米沢と合わせて、現在の生産能力の2.6倍にあたる月産48万個体制を構築していく計画だ。また、モジュールへの組立はケミコン長岡で行い、DLCAPTMの生産体制に合わせて随時対応していく。

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