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日立プラントと住友商事、イラクに石油関連分野向け先進水処理システムを導入へ

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日立プラントテクノロジーと住友商事は、イラクの国営石油会社であるSouth Oil Company(SOC)との間で、石油関連分野向け先進水処理システムのイラク国内への導入に向けて検討を開始することで合意し、覚書を締結した。

イラクは、世界有数の産油国であり、今後も油田開発などの石油関連産業への投資が予想されている。なかでもSOCは、イラク南部を統括する同国最大規模の国営石油会社で、石油関連設備の効率化や環境汚染防止を図る先進技術の導入に大きな関心を寄せている。 日立プラントテクノロジーと住友商事は、こうしたイラク側のニーズに対応し、イラクにおける石油関連分野向け水処理システムのソリューションプロバイダーとして積極的な事業展開を図るために、今回の覚書の締結に至った。3社は、まず、イラク南部にあるSOC保有の油田に日立プラントテクノロジーが開発した「随伴水処理システム」の実験機を設置し、その性能を検証していく。

原油を採掘する際、原油に混在している地下水や、原油を採掘するために油田に注入する水が「随伴水」として排出される。この随伴水は、地層の特徴に応じて種々の化学成分を含有するため、水処理を行ったうえで油田に再圧入もしくは放流するのが一般的となっている。しかし、随伴水量が多くなることによる処理コストの増加や、環境意識の高まりによる環境規制の強化、水不足地域における随伴水の有効活用などのニーズが高まっている。日立プラントテクノロジーの「随伴水処理システム」は、油田随伴水や製油所排水中の油分を、磁性粉を含んだ凝集剤を混ぜてフロック化し、磁気ドラムで取り除く「凝集磁気分離方式油水分離システム」をコア技術としている。随伴水の高度処理を実現するとともに、油田への再圧入水の水質向上による油田寿命の長期化とオペレーションコストの低減、慢性的な水不足への解決にも貢献するシステムとして注目されている。

日立プラントテクノロジーは、中東支社を拠点に、イラクの復興支援に取り組み、2010年にアル・シャファ病院およびアル・ファオ病院向けの排水処理システムとして膜分離活性汚泥処理システムを10基、イラク公共事業省向けに逆浸透(RO)膜法による水処理システムを1基納入した実績をもつ。こうしたノウハウを活かして、石油関連分野向け水処理システムの設計・建設および運転・メンテナンスなどを行っていく。住友商事は、1966年にバグダッドに事務所を開設以来、幅広くビジネスを展開してきた実績を活かして、本システムの導入に向けたイラク政府との折衝・マーケティングなどを担当する。

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