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太陽電池の信頼性保証体制に関する新規格、「JIS Q 8901」の認証サービスが登場

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第三者検査機関大手のテュフラインランドジャパンは、太陽電池モジュールメーカーや商社を対象に、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する新規格「JIS Q 8901」の認証サービスを開始した。同認証を受けることで、メーカーや商社は、ユーザーに対して長期の信頼性をアピールすることができ、ユーザーは長期保証をされた太陽電池モジュールを安心して購入できるというメリットがある。

7月1日に固定価格買取制度が施行され、太陽光発電システムの長期信頼性に対する評価の需要がますます高まるなか、同社が参画している国際太陽光発電モジュールQAフォーラムは、この需要に対応するため、調査の運用や解釈の統一化に向けて、調査基準及び評価ガイドラインの明確化に取り組んできた。その成果として「地上設置の太陽電池モジュール-信頼性保証体制(設計、製造及び性能保証)の要求事項」であるJIS Q 8901が今年2月29日に制定された。

JIS Q 8901の目的は、設計・製造面で長期信頼性が確認された太陽電池モジュールの流通と長期間の製品保証体制の構築を製品責任者に要求すること。これにより、太陽光発電システムに対する信頼を高め、その普及を拡大することを目指す。製品責任者には、太陽電池モジュールの設計・製造過程と製品保証について検証を行う責任が生じる。

同証サービスでは、新規格を基にIEC 61215のために行われる工場検査と同様に、実際に現地に赴いて調査または評価を行う。主な調査を受けるのは、太陽光発電モジュールの製品の主たる責任を負う製造責任者。メーカーまたは商社を対象とするが、評価に必要となる製品の設計、試験データ、保証に関する全情報を必要に応じ、いつでも提出できる体制を確立することが求められる。調査は通常1日かけて実施し、評価に問題がなければ数週間以内に認証書が発行される。

これまで、太陽電池モジュールの長期保証を評価、保証する制度はなく、同認証はユーザーに対して製品の信頼性を証明できるというメリットがあり、新たな認証サービスとして注目を集めそうだ。

なお、同社は、今年2月に、太陽電池モジュールのメーカー、輸入業者、太陽光発電システムの販売会社や施工事業者向けの「太陽光発電システムの評価試験サービス」、3月に、太陽電池メーカーや研究機関向けの「二次基準太陽電池校正サービス」を開始している。

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