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粘土鉱物や植物内の放射性物質を水熱爆砕処理で除去する技術

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前田建設工業は、従来は対応困難であった粘土鉱物や植物の細胞内などに入り込んだ放射性物質の分離、除去および回収までの技術を、世界で初めて実規模プラントでの実証に成功したと発表した。今後、本技術を活用し、国や各自治体が抱えている放射性汚染物質や除染廃棄物の減容化事業に乗り出し、積極的に展開していく考えだ。

同社は、CDMコンサルティング、東京工業大学、原子力研究バックエンド推進センターと、放射性物質の分離・除去技術の実用化に取り組んできた。今回の成果は、水熱爆砕処理によるセシウムの分離技術を適用した実規模プラントを構築して実証実験を行い、高い処理効果を確認するとともに、日本原子力研究開発機構(JAEA)から技術の有効性に対する評価を得たもの。

水熱爆砕処理とは、水と汚染物質を混合攪拌し、温度と圧力を加えて亜臨界状態(温度260℃、圧力4.5MPa)としてセシウムを物質から分離させた後、一気に圧力を解放して汚染物質に衝撃を加えて物質構造を破壊し、セシウムを水系に移行させるもの。水系に移行したセシウムは、フェロシアン化鉄を用いた凝集沈殿技術により容易に回収を行うことができる。

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