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日清紡、徳島県に「スマートファクトリー」 メガソーラーも建設

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日清紡、徳島県に「スマートファクトリー」 メガソーラーも建設

日清紡グループは、徳島事業所内に「創エネ」「畜エネ」「省エネ」技術を集めた"スマートファクトリー"を完成させた。この独自の実証実験設備を活用しながら、スマート化社会実現に向けた技術革新を進めていく計画だ。また、徳島事業所に1.75MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。完成は2013年8月の予定。

同グループでは、環境・エネルギーカンパニーとして、スマート化社会の実現を目指して、さまざまな新しい事業に挑戦している。11日、前述の「スマートファクトリー」「メガソーラー計画」とともに、「スマートコミュニティ事業」「植物工場でのいちご栽培」を合わせ、4事業を柱とする、スマート化社会に向けた取り組みについて発表した。

日清紡グループ 徳島事業所 スマートファクトリーの見える化技術

スマートファクトリーは、同グループのエレクトロニクス、ケミカル、メカトロニクスの技術を融合し、「創エネ」「畜エネ」「省エネ」技術のつまったシステムとして完成させた。

具体的には、太陽電池・燃料電池等クリーンエネルギーによる発電システム、電気二重層キャパシタを使った蓄電システム、そして電力ロスとなる変換(直流/交流)をなくす高電圧直流給電システムと電力を監視・制御するEMS(エネルギーマネジメントシステム)で構成されている。この施設での実証実験を通じて、技術の有効性を確認し、システムとしての改善を図り、地域社会への貢献、東北地方の復興、海外新興国の発展につながる事業での展開を目指す計画だ。

メガソーラー計画は、徳島事業所内の約10,500坪の土地に7,840枚の太陽光パネルを設置し、1.75MWのメガソーラーを建設するもの。建設は日清紡メカトロニクスが設置事業者として担当する。同社が設置事業へも進出することで、同グループの太陽光関連ビジネスを強化する。

日清紡グループ 徳島事業所メガソーラー 完成イメージ

スマートコミュニティ事業では、日本無線が中心となり、無線通信・情報処理・太陽光発電システム・電気二重層キャパシタ・燃料電池などの技術を活用し、「防災」「交通」「船舶」の3分野でスマート化社会に向けた事業に注力する。エレクトロニクス事業3社(日本無線、長野日本無線、上田日本無線)で、2017年度までに売上高1,700億円、営業利益率8% を目指す。

具体的には、「防災」のスマート化では、地方自治体の約25%で日本無線の防災システムが採用されていることを受け、無線ネットワークソリューション、防災情報処理、高電圧直流給電などの技術とEMS(エネルギーマネジメントシステム)の技術を融合して、防災とエネルギーをトータルでコントロールする新しい防災システムを提供する。

「交通」のスマート化では、ITS(高度道路交通システム)技術を活用し、道路交通や運転の快適性・利便性を向上させるとともに、監視技術によるドライバーの安全・安心を支援していく。「船舶」のスマート化では、海運業界において、2013年以降、船舶から排出されるCO2を段階的に削減することが義務化されることから、ICT(情報通信技術)を用いて、船上および海上における情報提供サービスを実現する。

日清紡グループ 徳島事業所 植物工場でのいちご栽培

植物工場でのいちご栽培では、昨年9月に国内で初めて完全密閉型の植物栽培施設でいちごの栽培に成功し、「あぽろべりー」として出荷・販売を開始しているが、今回、栽培設備を1万株から7万株に拡充した。

さらに静岡県内の事業所でも10万株の栽培設備を新たに導入する計画だ。世界的には人口の増加に伴う食糧危機、日本では自給率低下という問題に直面する中、スマートファクトリーに農業技術を付加し、食の安全・安心・安定という課題にも取り組んでいく。

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