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三洋電機、新日本石油と薄膜太陽電池で共同出資会社設立

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2次電池に続き、燃料電池、太陽電池開発で、電池のトップに

共同記者会見

共同記者会見で握手する駿田和彦・三洋電機副社長(ソーラー事業担当兼マーケティング本部長・左)と松村幾敏・新日本石油副社長(新エネルギーシステム事業本部長・右)

9月30日に東京都内で開催された記者会見で、三洋電機副社長の駿田和彦氏は、エネルギー分野のリーダー企業である新日本石油と組むことで、薄膜太陽電池の生産力増強のための財務基盤を固めたい考えを示した。

三洋電機は、燃料電池でも新日本石油と協力関係にあり、「ENEOSセルテック(2008年4月設立、代表取締役社長:一色誠一氏)」は、新日本石油が81%、三洋電機が19%出資する燃料電池システムの生産に特化した新会社だ。ENEOSセルテックは家庭用燃料電池システムの量産体制に向け、群馬県邑楽郡に新工場の建設を進めており、2009年から商品機の販売を開始、2010年までに年間1万台の生産体制を確立する計画だ。

8月に行われたENEOSセルテックの燃料電池量産計画に引き続き、太陽電池でも新日本石油とアライアンスを組む三洋電機の狙いは"電池"で世界のトップに立つことと目される。

三洋電機は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池など、2次電池で世界トップシェアを誇る。これに燃料電池と太陽電池を加えた電池事業は、いまや三洋電機の営業利益の7割を占める。ITバブルの崩壊以降、低迷が続き、2007年12月(上場廃止基準に抵触、監理ポストへ、2008年2月に解除)には倒産が危ぶまれたが、2008年の大復活の要因は、世界的な電池需要の増大にある。PCやケータイなどモバイル用に加え、ハイブリッド車や電気自動車でも電池需要が増大中。さらに新日本石油との定型で太陽電池でも高い発電効率を実現する技術力を背景に現在世界シェア7位から上位に食い込む構えを見せた。世界屈指の電池会社として、三洋電機の飛躍に期待が寄せられる。

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