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2015年のエネルギー関連システム市場、有機ELの成長で2011年比61%増

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2015年のエネルギー関連システム市場、有機ELの成長で2011年比61%増

富士経済は、2012年7月~9月に、エネルギー関連システムのうちリチウムイオン二次電池、パワー半導体、LED、有機EL、太陽電池向け主要製造装置の世界市場を調査した結果を「アドバンストデバイス・製造装置関連市場の将来展望 2012」にまとめて報告した。

これによると、2015年の「主要製造装置25品目市場」は、有機EL分野の成長により2011年比61%増の5678億円になると予想。「有機EL製造装置」については、大型ディスプレイ用装置の急成長により、2011年比3.8倍の3020億円になる見込み。「パワー半導体製造装置」は、2011年比69%増の740億円で、アジア、特に台湾の需要が拡大すると予想している。調査結果の概要は、以下の通り。

主要製造装置 (25品目)

2011年で最も市場が大きかったのは「LED製造装置」だったが、太陽電池が2011年まで省エネルギーを打ち出して市場を牽引したように「リチウムイオン二次電池」と「パワー半導体」が2015年に向けて成長するとともに、現在の規模は小さいが「有機EL製造装置」が市場を牽引すると予測。「LED製造装置」と「太陽電池製造装置」は縮小すると予測。

リチウムイオン二次電池製造装置

2011年まで車載用、民生用ともに設備投資が行われてきたが、2012年は車載用の設備投資が一段落。当面スマートフォン向けなど民生用装置でアジア市場を中心に微増で推移すると見込まれ、日系メーカーも海外生産にシフトせざるを得ないと予測。2014年頃にはHVやEV向け電池への設備投資が活発化し、2015年には11年比13.6%増の351億円に達すると予測。

パワー半導体製造装置

世界的な省エネ意識の高まりから市場は成長し続けている。近年アジアでは製品の前工程部品の生産が増加し需要が高まっている。設備投資は、省エネ、高効率化へのニーズが底堅く、今後も市場成長が見込まれる。現在主流のSiウエハからSiCウエハへの移行が本格化することで、装置の更新が活発化すると予測。

LED製造装置

2011年における5分野最大の投資規模となり、需要は日本と中国を中心としたアジアで95%以上を占めた。中国の導入補助制度を背景に、補助金目当ての投機購入も見られ拡大したが、設備過剰から当面は緩やかな市場回復が予測される。2012年以降は装置の需給バランスが正常に戻ると見られ、今後も中国市場が牽引して微増で推移すると予測。

有機EL製造装置

製造装置の中でも最も成長が期待される分野。現在は、液晶ディスプレイが中心だが、有機ELが画質の良さ、消費電力の少なさ、薄さなどのメリットを打ち出し、2012年以降、小型ディスプレイから大型有機ELテレビに導入されて量産効果がコストを下げ市場拡大する見込み。

太陽電池製造装置

2011年の市場は587億円。パネルメーカーが乱立して生産能力が過剰に陥るとともに、太陽電池の急激な価格下落から中国では大手太陽電池メーカーでも赤字経営を強いられており、当面は低調な設備投資が続くと予測。ただ、太陽電池パネルの需要は今後も順調に拡大していくと見られ、13年以降、装置過剰が緩和されて緩やかに回復すると予測する。

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