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ついに「発電する布地」まで登場 微小な球状太陽電池を織り込む

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ついに「発電する布地」まで登場 微小な球状太陽電池を織り込む

スフェラーパワー(京都府京都市)は、福井県工業技術センターと共同で、世界初となる球状太陽電池「スフェラー®」を織り込んだ発電する布地(テキスタイル)の試作に成功したと発表した。試作された太陽光発電テキスタイルは、受光角度が広く、光の透過性を確保できる球状太陽電池スフェラー®の特長と、軽量、フレキシブル性、伸張性といったテキスタイルの特長を兼ね備える。

この技術は、従来の太陽電池で実現できなかったさまざまな用途への応用が期待される。今後、同社は福井県工業技術センターや福井県下の企業とともに開発を進め、1年後にサンプル出荷をスタートさせる予定。

今回の取組みは、世界で初めて三次元受光型の球状太陽電池を開発した同社と、福井県繊維産業の新分野進出を目指してきた福井県工業技術センターによるコラボレーションとなる。

試作された太陽光発電テキスタイルは、直径1.2mmの粒状のスフェラー®を直線に並べて糸状に接続し、これを緯糸として、経糸とともに織り込んだ織物。糸状に結線する技術、ならびにこの糸状モジュールをテキスタイルに織り上げる技術を両者の強みを持ち寄って開発した。

スフェラーパワーの球状太陽電池「スフェラー」

スフェラーパワーは本年5月、1995年から京セミが開発してきた微小球状太陽電池スフェラー®に関連する事業を承継するため、簡易新設分割により設立された。同月、事業の成長を加速させるため、産業革新機構と日立ハイテクノロジーズを割当先とする6億円の第三者割当増資を実施している。

同社では、微小な球状セルを使用し、サイズは超小型から大型まで、形状はシースルーから立体まで、多様なモジュールの提供を目指している。

また、微小球状太陽電池を他の部材や部品の中に一体的に組み込むことで、それ自身の機能に太陽光発電機能を付加した特長ある高付加価値高機能製品の開発に注力している。

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