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大成建設もYSCPに参画、ビル側でのデマンドレスポンス対応の実証

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大成建設もYSCPに参画、ビル側でのデマンドレスポンス対応の実証

大成建設は、「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」において、次世代型のビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)を活用したエネルギー最適運用として、電力ピークカットの最大化等を目的とした冬季デマンドレスポンス(DR)実証を、同社技術センターで実施すると発表した。

デマンドレスポンスは電力需給の逼迫が予想される場合に、電力使用抑制の協力依頼を受けて需要家側で電力の需要を調整する仕組み。今回の実証では、YSCP内の地域エネルギー管理システム(CEMS)が気象予報や実績値から必要な電力量を予測し、1月8日~2月22日の内10日程度、最高気温8度以下の日に参画企業に対してデマンドレスポンスを発動して最大20%の電力ピークカット効果を目指す。

同社技術センターでは、CEMSからのデマンドレスポンス信号を受けると、まず、新設したBEMSを用いてあらかじめ策定しているエネルギー運用計画の最適化を行う。次に、最適計画に基づき、ビルのエネルギー抑制や、蓄電池・蓄熱装置に蓄えたエネルギーの利用、電気設備とガス設備の負荷配分調整、太陽光や自家発電機による発電、太陽熱利用などを行う。これにより、室内環境の快適性を損なうことなく系統電力量の低減を図りCEMSからのデマンドレスポンス要求に対応する。

同社では、この実証を通した知見を集約し、快適な空間創造とエネルギーの最適利用を両立させるスマートシティの構築に向けて、ビル単体での省エネやBCP(事業継続計画)をはじめ、デマンドレスポンスに適応したスマートシティ対応の確立を更に進めていく考えだ。

YSCPは、経済産業省「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として横浜市が、東京ガス、東京電力、東芝、日産自動車、パナソニック明電舎等の民間企業の協働で推進しているプロジェクト。同社では、YSCPにおいて、技術センター(横浜市戸塚区)の敷地内にある5棟のビル群に、エネルギーを「つくる(創熱・創電)」「ためる(蓄熱・蓄電)」「つかう(施設運用)」に関連した最先端設備を導入し、それらの運用方法の計画を立てる「かんがえる」システム(BEMS)を設置することで、快適性と最適なエネルギー利用の両立を目指している。なお、当実証事業は、東芝との共同で実施している。

【参考】
東芝、国内初の大規模ビル群向け冬のエネルギー最適化実証に参画(2013/1/8)
国をあげて実施されている、スマートグリッド実用化に向けた動き
横浜市 - 横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)

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