東工大、カルシウムと窒素からなる高伝導性の新電子化物を発見

東京工業大学フロンティア研究機構の細野秀雄教授らは、化学式「Ca2N」を持つ層状構造化合物が、新しいタイプのエレクトライド(電子化物)であることを発見した。
同物質は、カルシウムと窒素というありふれた元素の化合物。試料全体が2次元電子ガスの結晶と見なすことができ、電子が極めてスムーズに動くため、金属カルシウムより高い電気伝導性を持つのが特長。今回発見された化合物も、同教授らが発見したC12A7エレクトライドのようにユニークな物性を有するため、高伝導性が必要な電極や触媒など、いろいろな応用が期待される。
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