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富士経済、2025年度には燃料電池市場は74.2倍と予測 燃料電池車普及が後押し

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富士経済は、日本、アジア、北米、欧州のエリアにおける燃料電池システムと主要スタック部品の市場を需要分野別に調査した結果を報告書「2013年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望」にまとめて公表した。報告書では、燃料電池システムの2025年の世界市場は、2011年度比74.2倍にあたる5兆1,843億円に急拡大すると予測している。

2011年度の燃料電池システム世界市場は699億円で、日本での家庭用燃料電池、北米での産業・業務用燃料電池、ポータブル/バックアップ燃料電池が市場を牽引した。

2012年度以降も、引き続き家庭用と産業・業務用が市場を牽引し、2015年度には3,388億円になると予測している。2015年度には燃料電池車の販売が開始され、その後市場拡大が進むことで、2025年度の世界市場は5兆1,843億円になると予測している。

燃料電池は、グリッド、自動車、家庭、小型移動体、携帯機器、小型電源など広い分野に対応できることが特徴で、このうち燃料電池車以外はすでに研究開発から商用化に移行(携帯機器用は2012年度から商用化)している。現在は市場形成期にあるためコストなどの課題があるが、今後はそれぞれの分野で自立的な普及が進むとみられる。

需要分野別で見ると、2011年度は「産業・業務用」が半数を占め、次いで「家庭用」となった。「産業・業務用」は、2011年度359億円に対して、2025年度は7,341億円に、「家庭用」は安定的に拡大し、市場構成比2~3割を維持しながら市場拡大を続け、2011年度159億円に対して、2025年度は1兆1,190億円になると予測している。

「燃料電池車」は、2011年度3億円に対して、2025年度は2兆9,106円になる見込み。燃料電池車の商用化とその後の拡大によって市場構成比は大きく変化し、2025年度には、燃料電池システム市場の半数以上を占めると予測している。

一方、燃料電池主要スタック部品の世界市場については、2011年度125億円に対して、2025年度には25.6倍の3,200億円になると予想している。品目別では「PEFCスタック部品」は2011年度99億円で、家庭用を中心に拡大傾向にある。「SOFCスタック部品」は2011年度26億円。2015年度までにセルスタックを商品化するメーカーが複数あることから、今後の市場拡大が期待されている。

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