世界初、植物由来のナノ繊維を用いた透明シート 太陽電池やディスプレイに

王子ホールディングスと三菱化学は、食物繊維をナノオーダー(1mmの百万分の一)にまで細かく解きほぐした「セルロースナノファイバー」を材料とした透明連続シートの製造に世界で初めて成功したと発表した。この透明シートは、軽量で紙のように折りたためるため、必要なときに開いて使用できる大型ディスプレーや太陽電池などへの応用が期待される。
両社は、王子ホールディングス東雲研究センター(東京都江東区)に、セルロースナノファイバーの連続シート化設備を設置し、サンプル製造および供給を開始する。今後、両社は、セルロースナノファイバーシートの幅広い用途開発を視野にサンプル供給を行い、実用化へ向けた製品開発を加速させていく考えだ。
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