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三菱樹脂など、オーストラリアで太陽光利用型植物工場の実証実験を開始

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三菱樹脂など、オーストラリアで太陽光利用型植物工場の実証実験を開始

三菱ケミカルホールディングスグループの三菱樹脂アグリドリーム(MPAD)及び地球快適化インスティテュート(TKI)は、オーストラリア・ビクトリア州第一次産業省の関連会社であるAgriculture Victoria Services Pty,Ltd.(AVS)と共同で、同省が保有するノックスフィールド農業試験場において、ホウレンソウなど葉菜類を栽培する太陽光利用型植物工場の実証実験を開始した。

同実証試験では、農業試験場の一部区域(約150平方メートル)に、MPADの閉鎖型苗生産システムと葉菜用養液栽培システムを設置。両システムを用いてホウレンソウを栽培した場合、通常の土耕栽培に比べて約5倍となる約20作/年が可能であり、かつ苦味が抑えられるため、洗わずに生でも美味しく食べることができる。MPADとTKIが今後のビジネス展開に伴う市場性の調査を行い、AVSは試験栽培や収穫された野菜の栄養成分等の各種データの収集を行う。

ビクトリア州第一次産業省 ノックスフィールド農業試験場

MPADは、今回の実証実験を契機に、オーストラリアでも積極的な事業展開を図り、安全安心かつ高品質な野菜を提供する次世代アグリビジネスの普及に努める。

なお、同実証試験によって良好な結果が得られた場合、MPADは現地パートナーとの共同で生産から加工、販売までを手掛ける現地法人を設立するなど、従来の植物工場の栽培システムの供給のみに留まらない新たなビジネスモデルの構築に向けて検討を進める方針。

オーストラリアは、国土の大半が砂漠に覆われ、度重なる干ばつと深刻な水不足により農業生産に大きな課題を抱えており、2010年からTKIは、ビクトリア州政府等と節水型農業技術の検討を進めてきた。

その中で、同政府はMPADの太陽光利用型植物工場を節水型農業に貢献できるとして高く評価した一方、MPADとしても植物工場のグローバル展開における日本、中国に続く第三の拠点として、大いに期待できると判断し、双方の方向性が一致したことから、昨年11月にMPAD、TKI及びAVSの3社で太陽光利用型植物工場の実証試験に関する契約を締結し準備を進めてきた。

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