> > 東京電力のスマートメーターシステム、東芝・NTTデータが受注

東京電力のスマートメーターシステム、東芝・NTTデータが受注

記事を保存
東京電力のスマートメーターシステム、東芝・NTTデータが受注

東京電力は、今後導入を予定しているスマートメーター(次世代電力計)について、通信システムのパートナーとして東芝を、運用管理システムのパートナーとしてNTTデータを選定したと発表した。

東京電力は、今後最大10年間で2,700万世帯にスマートメーターの導入を計画している。同社はスマートメーターについて、下記の3つのパートに分けて事業者を選定する。

  • 「通信システム」
    (通信方式を決定し、ネットワーク構築を担うパートナー)
  • 「運用管理システム」
    (メーターデータ処理のシステム構築を担うパートナー)
  • 「メーター(計器)」
    (スマートメーターそのものの製造メーカー)

今回は、このうち2つについて提案募集を行い、前述のパートナー事業者(インテグレーター)を選定し、5月1日に当該事業者と基本合意に至った。

「スマートメーター用通信システム」は、システムの基盤となる通信方式および通信機器・通信ネットワークシステムの仕様ならびに調達先を決定するもの。東芝は今回の受注で、システムインテグレーターとしてシステム構築全般を担当するとともに、ヘッドエンドシステム(データ収集および通信制御を行なう装置)、コンセントレーター(集約装置)及びスマートメーター通信部(スマートメーターに内蔵する通信基板)を納める。

今回の通信部からヘッドエンドまでの一連のシステムには、子会社のランディス・ギア社の実績ある通信システム技術、国際標準技術を採用する計画だ。また、同社とNTTグループ及びNECがプロジェクト推進を共同で行なう。

東芝は、2011年にランディス・ギア社をグループ傘下に収め、スマートメーター事業をグローバルに強化してきた。ランディス・ギア社はスマートメーターのグローバル・リーディング・カンパニーで、世界30カ国以上で、3,000万台以上のスマートメーターの納入実績がある。

さらに、今年4月には、スマートグリッド、スマートメーター総合管理システム、通信ネットワーク管理を統合的に提案・対応する「グリッドソリューション推進部」を新設しており、今後も、グローバルな事業展開で得た知見・ノウハウを生かしたスマートグリッドソリューションの提案により、同分野での事業展開を加速していく考えだ。

なお、東京電力によるメーター(計器)のパートナーの選定については、平成25年10月から競争入札を実施する。初年度は190万台を入札する。従来は取引実績のある国内計器メーカーへのシェア割りで発注を行っていたが、今回は仕様を公開し、国内外の新規参入企業も含め単純競争入札することで徹底的にコスト削減を図る。なお、3月25日に入札ガイダンスを実施し、23社(うち海外3社)が参加している。

また、東京電力は、5月1日、スマートメーターの導入を契機に、顧客の生活をより便利にする新たなサービスの創出を目指して、新組織「新成長タスクフォース」を設置した。この新組織では、従来の電気事業の発想にとらわれず、徹底的な顧客目線で、スマートメーター導入後の新たな電気事業の在り方を検討するとともに、社外パートナー企業とのアライアンスなどを通じて、新しい成長産業の創出に貢献し、スマート社会の到来を実感できる新たなサービスの提供を目指す。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.