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パナソニック開発の有機EL素子、LED照明と同等の発光効果

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パナソニック開発の有機EL素子、LED照明と同等の発光効果

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、世界最高効率114 lm/Wの「白色有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)素子」を開発した。有機ELから取り出される光を従来の2.5倍(光の取り出し効率約50%)に増大し、高効率と長寿命(素子寿命10万時間以上)を同時に実現したのが特長。

今回の開発による高効率素子を用いた有機EL照明器具は、現在市販されている蛍光灯器具(約60~80 lm/W)やLED照明器具(約80 lm/W)と同等以上の発光効率が得られ、一般家庭用照明も含めた幅広い分野への応用が期待される。

「有機EL素子」は、電圧をかけると赤、緑、青などの色に発光する有機材料を組み合わせることで、白色を含めたあらゆる色の光を発することが可能なデバイス。面でやわらかく光るため、広い範囲を照らすことに適しており、また、直視してもまぶしくない、薄くて軽いなどの長所も同時に備えるため、次世代の新しい光源として注目されている。

従来、「有機EL素子」の発光層は、一般的に基板に用いられるガラスや空気よりも光の屈折率が高いため、内部で反射して閉じ込められてしまう光が多く、全発光の20%しか外に取り出せなかった。光の取り出し効率を引き上げるために、ガラス表面に貼り付ける光学フィルム技術や、有機EL素子と基板の間に散乱構造を設ける技術など様々な技術開発が行われているが、光の取り出し効率は約30~40%程度に留まっていた。

そこで同社は、フィルム、ガラス、空気の配置が最適になるように積層することで、有機EL素子内への光の閉じ込めを抑制したビルドアップ型「光取り出し基板技術」と、高効率のリン光材料を用いた有機発光層を適切に多層化することで、高効率と長寿命を同時に可能にした「有機発光層の多層化技術」に着目し、開発を進めてきた。

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