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愛知県に2カ所の商用仕様実証水素ステーションがオープン、実証開始

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愛知県に2カ所の商用仕様実証水素ステーションがオープン、実証開始

NEDOは、愛知県において商用仕様実証水素ステーションを2カ所でオープンし、中京圏では初となる燃料電池車の本格普及に向けた実証開始したと発表した。

今回、NEDOは水素供給・利用技術研究組合との共同研究である地域水素供給インフラ技術・社会実証の一環として、商用仕様の実証水素ステーションである「とよたエコフルタウン水素ステーション」及び「神の倉水素ステーション」を完成、本格的運用を開始した。

両ステーションは、「ダウンサイジング・省スペース化」「低コスト化」を目指して新たに開発したパッケージ型設備を使用し、中京圏で初、また、市街地としては全国で初めて設置された充填圧力70MPaの水素ステーションとなる。その建設・運営は、東邦ガス、岩谷産業(とよたエコフルタウン)、JX日鉱日石エネルギー(神の倉)が担う。パッケージ型設備は、工場で機器・配管一式をスキッドやコンテナ内にセットしたもので、現場での設置面積縮小化、工事期間短縮とコスト削減が可能となる。

両ステーションの概要は以下の通り。「とよたエコフルタウン水素ステーション」は、都市ガスから水素を製造し、充填装置(大流量圧縮機を含む)、ディスペンサを経て、FCV等に水素を充填するオンサイト方式を採用。利便性向上・省スペース・低コスト化を目指して、国内最大級となる直充填方式(水素圧縮機からFCVへ直接圧縮水素ガスを送り込む方式)の大流量圧縮機が組み込まれたドイツ・Linde製パッケージ型水素ステーションを国内で初めて導入した。これにより、FCVに対し、1台あたり3~5分とガソリン乗用車並みの速い充填を可能とした。

今後は、FCVと豊田市が運行する燃料電池バスへの急速充填の実証を通じて、今後の商用水素ステーション整備に向けた総合的な実証を行っていく。また、運用開始後は、豊田市が実施する低炭素社会への取り組みなとど連携して、本ステーションの見学会などを通じて、水素ステーションに関する理解促進活動も進めていく。

「神の倉水素ステーション」は海老名中央水素ステーションに続いて二カ所目、中京圏初となる、ガソリンスタンド一体型水素ステーション。本ステーションでは、ステーション内でプロパンガスから水素製造装置により水素を製造し、蓄圧器(ボンベ)に貯蔵するオンサイト方式を採用した。この方式は、現在のプロパンガスの配送流通網を活用するもので、需要に応じて効率的に水素を製造、貯蔵することから、FCV普及初期における水素の供給に適している。

NEDOは、1980年の設立時から約30年間にわたり水素・燃料電池に係わる技術開発を推進してきた。2011年に開始した「地域水素供給インフラ技術・社会実証事業」では、2015年の燃料電池自動車(FCV)の一般ユーザー普及開始に向け、実使用に近い条件でのFCV・水素供給インフラに関する技術実証を行っている。また、東邦ガスをはじめとするエネルギー会社各社は、2013年度から4大都市圏を中心に全国約100ヶ所で水素ステーション整備を計画している。

【参考】
燃料電池車等の水素タンクの技術基準が改正 容量拡大(2013/5/17)
NEDO - 商用仕様実証水素ステーションを愛知県で2ヵ所オープン

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