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水素を常温常圧の液体に変換し貯蔵・輸送する新技術の実証実験が成功

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千代田化工建設株式会社(神奈川県横浜市)は、水素エネルギー供給事業において、これまで困難とされてきた水素の大量輸送や長期貯蔵を、商業ベースで可能にする新しい技術の実証に成功したと発表した。

今回おこなわれた実証試験は、トルエンに水素を固定(水素化反応)させ、メチルシクロヘキサン(MCH)という常温常圧の液体に変換して貯蔵・輸送し、独自に開発した脱水素触媒により再び水素を取り出すもの。極低温技術を必要とせず、通常の石油タンクやタンカーなど既存のインフラを利用できる一連の工程を確立できることを示した。

同社では、この液体に「SPERA水素」(speraはラテン語で「希望せよ」の意)という愛称を名づけ、水素供給事業の実現を目指すとしている。

同社の「水素サプライチェーン」ビジネスモデルへの取り組みは、自然エネルギーから「SPERA水素」を生み出すこともできるという構想のもと、水素エネルギーが地球環境とエネルギーの流れを大きく変える可能性も示唆している。

同社は、水素の大量貯蔵輸送技術による低炭素社会の実現を展望し、開発を重ねてきた。さらにはエンジニアリング会社として、インドなどの東南アジア諸国、アメリカ、オーストラリア、サウジアラビア、ブラジルを含む15カ所の拠点を利用し、各大陸の大規模な再生可能エネルギーを日本で利用するというビジョンを示している。

将来的にはビルや工場、商業施設等、各家庭への燃料電池やエンジン等への水素供給や、災害時における継続的なエネルギー供給も可能となるよう事業展開していく構えだ。

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