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省エネ時代の船に「帆」復活か 商船三井など、新型帆装装置の実験を開始

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省エネ時代の船に「帆」復活か 商船三井など、新型帆装装置の実験を開始

商船三井は、三井造船、三井造船昭島研究所および一般財団法人日本海事協会とともに、船舶から排出されるCO2の削減に寄与する新型帆装装置「Power Assist Sail」の陸上実証試験を開始したと発表した。

4者は、この新型帆装装置に関する共同研究を実施している。今回、実船搭載可能な実機スケールのプロトタイプを製作し、三井造船大分事業所内にて2013年6月から陸上での実証試験に着手した。

本装置は、横風時には飛行機に対してと同様に発生する揚力を、追風時には抗力を、それぞれ主に利用することで船舶の補助推進力の増加に寄与する。実船搭載時には、搭載する船舶の規模と、目標とするCO2削減効果に応じて、搭載する基数を調整し、適切な帆装システムを実現する。既存の船舶の設計を大幅に変更することなく搭載できることを目指しており、そのCO2削減効果は2~5%を想定している。

今回の陸上での実証試験により、本装置の性能と耐久性を確認するとともに、実船搭載を行うための改良点の抽出を行う。

Power Assist Sailは全高27.5m、帆高20.0m、帆幅10m、帆面積200平方メートル、総重量約60t。駆動方式は油圧式。

特長は以下の通り。

  1. 帆本体はアルミ合金製、マストおよび駆動部分は鋼製であり、耐久性に優れる。
  2. 風向・風速、船速、船首方位に応じて最大の推力が得られるように、帆角度を自動制御する。
  3. 荒天時、あるいは無風時には、マスト下部を水平に屈曲させて格納可能な機構を設けており、船舶の運航に与える影響を最小限に留めることが可能である。

商船三井は単年度経営計画「RISE 2013」の環境戦略の一つとしてCO2排出削減への取り組みを進めており、今回の開発はその一環でもある。なお、本研究開発は日本海事協会の「業界要望による共同研究」のスキームにより研究支援を受け、2012年6月より実施されている。

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