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富士通が新型HEMSの開発に着手、複数家電を自動でコントロール

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富士通が新型HEMSの開発に着手、複数家電を自動でコントロール

富士通総研は、富士通とともに、複数家電を自動で制御する「HEMS(家庭におけるエネルギー管理システム)」の開発に着手する。

今回開発するシステムは、富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud(マイクラウド)」をコア技術として活用し、複数の家電や住設機器を一元的に自動で制御するシステム。調査モニターの世帯に設置したセンサー類から、電力の使用状況や住人の行動パターンなどを取得し、各世帯の特性に合わせた適切な省エネ制御を目指すもの。今後は「My Cloud」の機能として、順次、HEMS環境を搭載していく予定。

自動制御システムの特徴は、以下の通り。

【1】複数の家電を組み合わせた制御

部屋が適温になったらエアコンの運転をオフするだけでなく、代わりにサーキュレータを回すなど、家庭内の家電をネットワーク接続することで、種類やメーカーの異なる複数の家電を組み合わせて最適な制御を行う。

【2】世帯や個人の嗜好・くせに応じた制御

世帯や個人で異なる電力使用のパターンを、センサー情報から把握し家電を制御する。また、パーソナリティ(暑がり・寒がり、面倒くさがり・小まめ)、ライフステージ(幼児、受験生、高齢者がいる世帯)、ライフスタイル(朝型・夜型、昼間不在がち)など、世帯の特性を捉えた機器の制御を実行する。

【3】受容度の把握

自動制御を実行する前に、利用者に対し問いかけメールを発信し、承諾した場合のみ実行するなど、人の暮らしに配慮した省エネ制御を行う。

現状のHEMSは、家電の消費電力の可視化や、一般的な省エネアドバイスを行う機能が中心。家庭でHEMSを普及させるには、生活スタイルに合わせた適切な省エネ制御を先回りして提案したり、自動的に制御したりする仕組みが必要となる。

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富士通総研は、環境省の「平成24年度HEMS制御によるCO2削減効果の調査事業」を受託し、住む人に負担が少なく、省エネ効果の高い機器制御システムを富士通とともに開発。モニター世帯において、冬季の電力消費量を10パーセント以上削減できる可能性を示した。

今年度は「平成25年度各家庭のライフスタイルに合わせた需要サイドの低炭素化サポートシステム普及促進実証事業」を受託。昨年度の実証結果を踏まえ、住む人の要求に応じて、家庭内の複数の家電や住設機器を自動で制御することを目指す。

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