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日本、南鳥島沖の海底資源探査権を獲得 コバルトなどのレアメタル鉱区

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日本、南鳥島沖の海底資源探査権を獲得 コバルトなどのレアメタル鉱区

経済産業省の委託を受けた石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、南鳥島の南東沖約600㎞の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区について、国連海洋法条約に基づき深海底の鉱物資源を管理する国際海底機構から承認を得たと発表した。

今回の承認は、日本が海外に供給の大部分を依存しているコバルト、ニッケル、白金等のレアメタル資源について、日本による探査活動の実施、将来の資源開発の可能性を高める観点から、極めて意義深いもの。今後、日本の企業等が、国際海底機構から深海底における排他的探査権を取得すれば、昭和62年にハワイ南東沖でマンガン団塊鉱区を取得して以来26年ぶりとなる。

海山表面のコバルトリッチクラスト分布状況とコバルトリッチクラストの断面

(左)海山表面のコバルトリッチクラスト分布状況
(右)コバルトリッチクラストの断面

公海域の海底である深海底における鉱物資源の探査・開発は、国連海洋法条約等に基づき、国際海底機構の定める規則に従って、鉱区の申請、活動の実施が求められている。経産省はJOGMECを通じて、昭和62年から西太平洋の公海域の深海底で、将来採択される探査規則に備え、有望海山の選定、賦存状況評価等を行い、コバルトリッチクラストの鉱区申請の準備を行ってきた。

平成12年のマンガン団塊、平成22年の海底熱水鉱床に続いて、昨年7月、国際海底機構がコバルトリッチクラストの探査規則を採択したことから、JOGMECは、直ちに探査鉱区の申請書を同機構事務局に提出。今年2月の同機構法律・技術委員会の審査をへて今回承認された。

今後、JOGMECは、今年度中を目途に国際海底機構と契約を締結し、同機構から15年間にわたり当該鉱区を探査する排他的な権利を取得した上で、コバルトリッチクラストの資源量を把握するための本格的な調査や環境保全に配慮した開発技術等の調査研究に取り組む予定。

【参考】
経産省 - 南鳥島沖の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区が承認されました

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