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埼玉県の病院にLED照明の新しい制御システム 蛍光灯と比べ9割省エネ

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埼玉県の病院にLED照明の新しい制御システム 蛍光灯と比べ9割省エネ

ウシオライティングは、戸田建設、村田製作所の3社で共同開発した、次世代病院向け照明システム「スマートホスピタルライティングシステム」を埼玉県立がんセンター新病院に設置した。

同システムは、緩和ケアフロアの食堂デイルームに導入。「ケルビンコントロール」「ユーティリティコントロール」「エネルギーコントロール」の3つのコントロール設定があり、中でも「エネルギーコントロール」により、サーカディアン・リズム照明による調光色制御により、同出力のLED照明と比べて最大30%程度、蛍光灯器具と比べた場合では最大90%程度の省エネを実現した。

(左)優しい光を提供する食堂・談話室イメージ<br />(右)サーカディアン・リズム照明システムを導入した病室イメージ

(左)優しい光を提供する食堂・談話室イメージ
(右)サーカディアン・リズム照明システムを導入した病室イメージ

「ケルビンコントロール」は、サーカディアン・リズムに適した室内照明環境下で暮らすことにより、生体リズムの維持を図り、生活サイクルの安定化を図るもの。標準システムでは、建設地に合わせた5シーン「日の出(朝)」「日中(午前、午後)」「日没(夕方)」「夜間(就寝前)」「深夜(消灯)」を、年間4シーズン(春夏秋冬)ごとに用意。今回は、天窓があるかのような擬似天空照明、陽光の入りにくいエリアでの擬似昼光照明を作りだした。

「ユーティリティコントロール」は、電池なしでの信号送信が可能な電池レス無線スイッチなどで利便性を向上。離れた場所からでも照明制御できる上、急な天候変化に対するLED調光も可能。また、通信線が不要のため、新築だけでなく改修工事においてもレイアウト変更が簡単に行えるなど更新性が向上し、病院側で自由なカスタマイズも可能。

三社は、今回の導入により得られるデータを今後の運用や設定に活かすとともに、設置する病院の建設環境や光環境を検証していくことで、よりよい光空間の提供を目指す。

なお、新病院は、既存病院の老朽化に伴い、がん医療における最新鋭の拠点新病院として、今年12月のオープンに向けて整備が進められている。設計及び施工は、戸田建設が担当。コンセプトは「日本一、患者と家族にやさしい病院」で、医療の進歩や疾病動向の変化に対応するとともに、「がんの苦痛を忘れさせる」療養環境の提供を目指している。

質の高い医療サービスを提供することができるよう様々な設備が導入されているが、照明システムもそのうちの1つ。既存病院の緩和ケア病棟では多くの天窓が設けられ、そこから射し込む光の変化が人々の気持ちを和らげてきたが、新病院でもこのような光の変化を再現するため、最上階デイルームに、昼夜変化の体感が可能な、LEDによるサーカディアン・リズム照明システムの採用が検討され、導入に至った。

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