高温超電導ケーブル、電車の走行試験で利用に成功 送電ロス減などの効果

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※画像はイメージです
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鉄道総合技術研究所は、実路線でも適用可能な定格1500Vで5000Aを超える電流容量を有する「鉄道用超電導ケーブルシステム」を開発し、世界で初めて超電導ケーブルによる電車の走行試験に成功したと発表した。同システムは、熱侵入の低減や小型化を目的に、見かけ上1本で冷媒の循環を行う「対向流循環方式」を採用することで、冷却機構も一体型させたのが特長。

今後、走行試験を重ねてケーブル構造の最適化を行うとともに、さらに長尺の鉄道用超電導ケーブルを用いた試験により、鉄道路線での使用に適した超電導ケーブルシステムの完成を目指す。

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