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バラスト水に含まれた生物を処理する薬の新製品が発売

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バラスト水に含まれた生物を処理する薬の新製品が発売

JFEエンジニアリングは、船舶で重しとして使用されている海水(バラスト水)を処理する装置「JFEバラストエース」に、新しい顆粒薬剤モデルをラインナップし発売を開始した。

「JFEバラストエース」は、バラスト水を取り入れる際にフィルターでろ過し、さらにその海水を薬剤処理によって海洋生物を除去するシステム。現行モデルは液体の薬剤を使用しており、その補給は荷揚港や給油港などで行っている。

今回、同社が商用化した新モデルは、顆粒状の薬剤「ネオクロールマリン®」を船上で溶解して使用するもの。これはコンパクトで保存期間が長いため、船内の限られたスペースに薬剤を蓄備することができ、寄港地が一定していない不定航路船舶や寄港地の停泊時間が充分に取れないLNG船などに適している。

同社は、この新しい顆粒薬剤モデルに関して、2013年6月に国土交通省の型式承認を追加取得し、これまでに今治造船より5隻の新造船で受注している。

バラスト水とは船舶のバランスを保つために重しとして使用される海水で、通常、荷揚港で船底のタンクに注水し荷積港で排出されるため、生態系に影響を及ぼすことが問題となっている。バラスト水処理装置は、バラスト水とともに運ばれてしまう海洋生物を処理し生態系の破壊を防ぐシステム。

船舶へのバラスト水処理装置の設置は、国際条約により義務付けられる予定。この条約は早ければ2015年初旬に発効する見通しで、発効後は約7年間のうちに全ての外航船舶にバラスト水処理装置の搭載が行われる。

「JFEバラストエース」は、簡単(Simple)・確実(Sure)・安全(Safe)にバラスト水を処理できる性能が評価され、2010年5月の販売開始以来、累計300隻を超える船舶で採用されている。JFEエンジニアリングは、今後、国際条約により一層の市場拡大が見込まれる中、顆粒薬剤モデルを商品ラインナップに加えることで、あらゆる船種・船型、船の運用に最適なシステムを提案し、事業の拡大を図る。

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