白金族をスクラップからリサイクルする設備、補助金利用で投資額3分の2に

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※画像はイメージです
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フルヤ金属(東京都)は、白金族金属が低濃度で含まれるスクラップから、白金族金属をリサイクルできる乾式炉を同社土浦工場(茨城県土浦市)内の専用棟に導入する。同設備は、スクラップから白金族金属を乾式精錬法で精錬したあと、フルヤ金属が従来から有する湿式精錬法による精製を行うことで、スクラップに含まれる白金族金属を高い効率でリサイクルすることができる。

8月中旬から順次稼働を開始し、2014年春から本格的な受注を開始する。スクラップの処理能力は当面、年間約100トン程度を維持する予定。同設備の導入により、同社は、白金族金属リサイクルの加工料として年間2億円の売り上げを目指す。総投資額は6億円で、このうち2億円は、経済産業省の平成23年度レアアース・レアメタル使用量削減・利用部品代替支援事業の採択案件における補助金として充てられている。

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