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土壌のバイオ浄化、費用・期間を確実に予測可能な技術が開発される

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新日鉄住金エンジニアリングは、土壌浄化における原位置浄化技術の一つであるバイオレメディエーション工法に関して、独自の「原位置バイオ技術」を確立したと発表した。本技術開発では、独自の設計技術と事前の確認実験手法を見出し、これまで難しかった浄化水準・浄化費用・浄化期間等の予測を確実に行えるようにした。

バイオレメディエーション工法は、土中に栄養剤を注入して土着微生物の活性を高め、微生物の代謝機能を用いることにより汚染物質を無害化する技術であり、従来の掘削除去工法や化学酸化工法に比べて非常に安価でかつ、二次汚染の心配もない。しかし、従来のバイオレメディエーション工法は、事前に効果を予想することが難しく、浄化水準・浄化費用・浄化期間を明確に予測することができなかった。

また、同社は実施工における栄養剤注入工法として、圧力注入方式や撹拌混合方式、浸透注入方式等、数多くのラインアップを揃えており、栄養剤の浸透が難しいとされているシルト層や粘土層の浄化にも対応を可能とした。

さらに、栄養剤としても汚染物質に応じた「NSバイオアクティ®」を商品化し、有機塩素化合物(VOC)、ベンゼン、シアン、油分等の他、鉛やクロム等の重金属類のバイオによる不溶化まで対応が可能となった。加えて、独自の制御技術、微生物の活性化技術、汚染物質の分析技術、複合汚染対応技術も揃えて、種々の難しい汚染サイトにも対応する。

同社では原位置バイオ技術を用いた浄化については、最大15,000平方メートルの汚染サイトを含む北海道から九州までの全国17件の実績があり、市街地での浄化をはじめ、直近では数千平方メートルの案件も数多く施工をしている。また、バイオ浄化における指定区域の解除、卒業判定や2年間モニタリング計画等のコンサルティング業務も実施している。

現在、土壌汚染対策の市場は、平成22年度土壌汚染対策法の改正を受けて、掘削除去工法から原位置浄化工法に除去方法を移行しており、同社では、原位置バイオ技術を用いた工法が今後、有力になっていくものと捉えている。

同社は、土壌浄化事業に参入以後培った調査、対策、モニタリングに関する知見やリスクコミュニケーション力を活かし、原位置浄化技術を中核とした工法により、年間百億円規模の市場を獲得し、将来的には中国、韓国、台湾をはじめ、アジア市場へも進出していく考えだ。

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