福岡県、九州初 県営ダムの放流水を活用した小水力発電を検討

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※画像はイメージです
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福岡県は、糸島市にある県営「瑞梅寺ダム」において、糸島市が発電事業者となり、平成26年度末からの小水力発電開始に向け具体的な検討に入ることになったと発表した。市町村による県営ダムの放流水を活用した小水力発電の取り組みは、九州では初。全国的にも先駆的な取り組みとなる。最大使用水量は0.3m3/s、最大出力は99kw。年間発電量は668Mwh(一般家庭に供給する場合、約190世帯分に相当)。売電を行う場合、年間の売電収入は2,300万円を見込んでいる。

同県は、市町村等と連携して、地域の資源や特性を活かした再生可能エネルギーの導入を積極的に推進している。県営ダムの放流水を活用した小水力発電については、事業の採算性の検討を行い、検討結果を踏まえ、ダムの共同事業者(福岡県、福岡市、糸島市)と発電事業の実施に向けて協議してきた。その結果、12ダムのうち4ダム(瑞梅寺、藤波、力丸、陣屋)について採算が見込まれることが分かった。

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