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コジェネレーションでガス燃料を10%削減 東北電力が海外で実験

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NEDOは、省エネモデル事業として、ウズベキスタンの首都タシケントにある、ウズベクエネルゴ社タシケント熱電併給所内に高効率ガスタービンコジェネレーションモデル設備が完成、実証運転を開始した。

本事業では、地域に電気と暖房・給湯向けの温水の両方を供給しているタシケント熱電併給所(電気出力2万2500kW)に、高効率のガスタービン(電気出力2万7000kW)と排熱回収ボイラーから成るガスタービンコジェネレーション設備を導入。ガスタービン排熱を既存の設備に有効利用し発電電力量を増やすことで、効率の低い既設天然ガス火力発電所の焚き減らし(熱電併給所での発電電力量増産分相当の運転抑制)を図り、同国全体での燃料消費量を削減するもの。

同国内のほぼ全発電量を占めるウズベクエネルゴ社のエネルギーインフラを通じて高効率に電力、熱が供給されることで、稼働する旧式の天然ガス火力発電所等での焚き減らしが可能となり、10%程度の省エネと、年間4万1千トンのCO2削減が見込まれている。

本事業は、NEDOの委託を受けた東北電力が担当する。事業期間は2009年度~2013年度で、予算規模は約55億円(うちNEDO負担 約38億円)。NEDOは、本事業を足がかりに、ガスタービンコジェネレーション技術の同国内及び周辺国への普及を目指す。

新設したガスタービンコジェネレーション設備は、天然ガスを燃料に発電を行い、その排熱を排熱回収ボイラ-(HRSG)で回収して蒸気供給を行うものであり、総合熱効率が高く、熱生産量に対して発電量が比較的多いという特徴を有する。回収した蒸気は、既設の蒸気タービン、蒸気・温水供給設備で活用されるため、比較的少ない設備投資により、ガスタービン排熱を最大限に有効活用することができる。

同国では、発電設備の多くが旧ソ連時代に建設されたため、老朽化により性能や運転信頼度が低下しており、設備の近代化が喫緊の課題となっている。

なお、本設備の完成に伴い、2013年8月23日、同熱電併給所において竣工式が開催された。

【参考】
NEDO - ウズベキスタンで高効率ガスタービンコジェネを実証

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