コジェネレーションシステムとは、熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称。「コージェネ」あるいは「熱電併給」とも呼ばれる。電力と廃熱の両方を有効利用できるため、省エネルギー・CO2排出削減が期待されている。コージェネの構造は以下の3つに大別される。
なお、国内では主に内燃機関による方法が主流。
発生した電力は商用系統と連系して供給され、廃熱は廃熱利用吸収冷凍機によって冷水に変換されたり、あるいは熱交換器を介して暖房や給湯に用いられる。
なお、コジェネの導入促進については、2012年9月に取りまとめられた「革新的エネルギー・環境戦略」において、再生可能エネルギーと省エネに並び、コジェネの導入促進が大きな柱の1つとされており、2030年には2010年比で約5倍となる1,500億kWhの発電電力量を目指すこととされている。
(引用元:エネルギー・環境会議 平成24年度革新的エネルギー・環境戦略など)
【参考】
2012年度のコジェネレーション設備導入、前年度比3.5倍に(2013/7/31)
経産省、コジェネの導入促進に向けて電気事業制度の許可基準を緩和(2012/10/24)
大切な「熱」の有効利用(ロンドンの地域熱供給から)(2015/4/13)
省・創エネ+環境&防災の未来工場(2017/9/11)