海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功

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※画像はイメージです
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海洋研究開発機構(JAMSTEC)と理化学研究所は、沖縄トラフに人工的に作られた深海底熱水噴出孔(人工熱水噴出孔)に、熱水と海水を燃料にできる燃料電池(熱水-海水燃料電池)を設置して、深海底での実発電に成功したと発表した。

海底から噴き出す熱水には硫化水素のように電子を放出しやすい(還元的な)物質が多く含まれており、一方で周辺の海水には酸素のように電子を受け取りやすい(酸化的な)物質が多く含まれている。両者の共同グループは、この熱水と海水の間に電子の受け取りやすさの違い(酸化還元勾配)があることに注目し、そこから電力を取り出す方法を試験した。

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