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スマートメーター等向け電気二重層キャパシタ量産 最小最薄で高温長期信頼性を実現

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スマートメーター等向け電気二重層キャパシタ量産 最小最薄で高温長期信頼性を実現

村田製作所は、主にSSD(Solid State Drive。記憶装置の一種)のバックアップおよびスマートメーター(通信機能付き電力計)のパワーアシスト向けに、世界最小最薄かつ低抵抗で、高温長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタ(DMTシリーズ)の量産を開始したと発表した。

DMTシリーズの定格電圧は4.2V、公称容量は470mF、厚みは3.5mm。今回、同社は、2012年10月より量産中の世界最小最薄サイズ電気二重層キャパシタ(DMFシリーズ)と同サイズを維持しながら、高温長期信頼性を実現したDMTシリーズを商品化した。材料および設計を最適化することで高温下における特性劣化を抑制し、70℃下で5年の長期信頼性を達成した。また、130mΩの低ESR(等価直列抵抗)を薄型パッケージ(21mm×14mm)で実現することで、幅広い入出力範囲で高効率での充放電が可能。さらに、内部構造の工夫により、高電圧に対応する。

このDMTシリーズは、SSD、スマートメーターをはじめ、通信システム等の電源バックアップやエネルギーハーベスト用エネルギーデバイスとして、長寿命が期待される用途において、幅広い入出力範囲での使用が可能。

近年普及が進むSSDでは、電力遮断時のバックアップ用として、高温下での長期信頼性を満足する小型・薄型かつ低抵抗のキャパシタが求められている。また屋外で使用されるスマートメーターをはじめ、高機能の機器においても長期信頼性のニーズが高まっている。同社では、そうしたニーズに応えるため、本シリーズを商品化した。

電気二重層キャパシタは蓄電装置のひとつ。化学反応を利用せず、活性炭表面におけるイオンの物理吸着のみでエネルギーの蓄積を行うため、一般的な二次電池に比べ、充放電が半永久的に繰り返し行えるほか、急速な充放電も可能としている。

また、鉛などの有害物質を使用していないため、欧州連合(EU)の電子・電気機器に含まれる特定有害物質使用制限(RoHS)指令にも対応するなど環境負荷の少ない蓄電装置としても注目されている。家電製品や携帯電話、情報端末などの電子機器のメモリーバックアップからハイブリッド車、夜間電力の蓄電まで環境との共生を図るための技術として採用が広がっている。

村田製作所では、2008年に事業提携した豪州CAP-XX社から導入した技術をベースに、材料や構造など最適化を行った商品を量産している。

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