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中外テクノスなど、カナダでCO2分離・回収・貯留技術の実証実験

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総合環境分析会社 中外テクノスは、カナダの大手電力会社 サスカチュワン州立電力公社(サスクパワー社)、クリーンコール技術を扱う韓国企業 ケーコール社と共同で、二酸化炭素の分離・回収・貯留技術(CCS)における地上CO2モニタリングシステムの実証試験を行うことで合意した。

CCS技術は、発電所やプラントから排出される排ガスからCO2を分離回収し、地下深く圧入し貯留する技術で、CO2削減方法の一つとしても注目されている。今回は、石炭火力発電所における世界初の採算性のある最大規模のCO2回収・貯留プロジェクトとなり、CCS技術の有効性と経済性が実証されると期待されている。

CCSの課題の一つは、CO2が安全に貯留されていることを保証することで、中外テクノスは、安全貯留を地上で監視するCO2モニタリングシステムを開発中。同プロジェクトでは、中外テクノスが提供するCO2地上漏洩モニタリングシステムのプロトタイプがCO2貯留実証地に複数箇所設置される。

三社は、得られたCO2濃度データを検証し、将来的にはそのデータを一般に公開、貯留サイトの地上CO2濃度の状態を住民が簡単に確認できるCCS分野では世界初のモニタリングシステムを構築する予定。同システムは、CCS技術の社会受容性の向上を目的とし、共同実証試験では測定精度、安定性、有用性、経済性を検証し、2015年までには実用化する計画。

CCS技術において最も先進的なのはカナダで、サスクパワー社ではエステバン市にあるバウンダリーダム石炭火力発電所第3ユニットを、CO2を回収できる発電ユニットへと改修工事を進め、年間100万トン以上のCO2を回収し、地下3400mへ注入する計画。これが成功すれば、現役の石炭火力発電所では世界最大規模のCCS事業になるといわれている。

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