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日立、カナダでCO2回収実証試験設備の建設を開始 2014年内に稼働へ

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日立製作所は、カナダの大手電力会社であるサスカチュワン州電力公社(サスクパワー社)と、石炭火力発電所の排出ガスからCO2を回収する実証試験向けの設備(CCTF:Carbon Capture Test Facility)の建設を開始すると発表した。

2014年秋頃に建設を完了し、2014年内には実証試験を開始し、大型の商用機を見据えたCO2回収技術全体の信頼性や経済性などを総合的に評価する予定。

本実証試験は、2012年3月にサスクパワー社と共同で実施することに合意したもの。実証試験費用は総額約50億円(2012年3月発表時点)で、日立とサスクパワー社が共同で拠出する。

本実証試験では、CO2回収技術の確立に積極的に取り組んできた両社が有する技術・ノウハウを集約し、CCTFで採取するデータをもとに、CO2の回収効率や回収に必要なエネルギー量など、大型の商用機を見据えたCO2回収技術全体の信頼性、経済性などを総合的に実証・評価する予定。

今回建設を開始したCCTFは、サスクパワー社が所有するサスカチュワン州エステバン市近郊のシャンド石炭火力発電所(298MW)から排出されるガスに含まれるCO2を、アミン液で吸収分離する化学吸収法を用いて1日120トン回収する設備。日立のグループ会社であるバブコック日立とサスカチュワン州の日立パワーシステムズカナダ社が、日立独自のCO2吸収液「H3-1」の供給や、主要機器の設計・製造を担当する。

カナダでは、国を挙げてCO2の回収・貯留(CCS:Carbon Capture & Storage)技術の開発や実証試験を推進しており、特にサスクパワー社は、様々なクリーンコールプロジェクトでCCSの技術開発を進めている。一方、日立は、1990年代からCO2回収技術の研究開発に着手して以来、自社の研究設備や国内外のパイロット装置などで実証試験を積み重ねてきた。

日立は、サスクパワー社とのクリーンコールプロジェクトを通じて、CO2回収の高効率化や低コスト化など、実用化に向けたさらなる技術開発に取り組む。

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