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回収したペットボトル、2012年度は半分輸出 ほとんどは中国へ

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回収したペットボトル、2012年度は半分輸出 ほとんどは中国へ

(出所)最商品化量(環境省速報値):分別収集実績量から異物などを取り除いた後、
再商品化事業者に引き渡された量

2012年度のペットボトルのリサイクル実績は国内の総回収量が62万5,000トンで、うち輸出量が30万8,000トンで50%を占めていることがわかった。PETボトルリサイクル推進協議会(東京都中央区)が2013年度版年次報告書として取りまとめ発表した。

国内の総回収量は、ペットボトル輸出量と国内向け回収量を合計して算出した。2012年度のペットボトルの海外需要は、欧州不況などにより、中国からの買い付けが手控えられると思われていたが、財務省貿易統計などからも海外需要は旺盛であることがわかった。財務省貿易統計によると、2012年のペットくずの国別輸出量は、中国が前年比11%増の35万7千トンで、全体の87%を占めている。

また、販売量に基づく2012年度のペットボトルのリサイクル率は85%だった。前年度比0.8ポイントの減少となったが、2年連続で同協議会の設定した目標値を達成した。

2012年度のリサイクル率の「分母」となる指定ペットボトル販売量(総重量)は、58万3,000トンで、前年度比3.4%の減少となった。国内の生産本数は1.7%の伸びだったが、容器の軽量化が進んだために、ボトルの総重量は減少した。一方、リサイクル率の「分子」となるリサイクル量は国内再資源化量25万4,000トン、海外再資源化量は24万1,000トンの合計49万5,000トンで、前年度と比べて4.4の減少した。

同協議会では3R推進のため、2015年度までの第2次自主行動計画の中で、「リサイクル率85%以上の維持」を目標として掲げている。同協議会は、日本のリサイクル率を2012年の欧州リサイクル率39.1%、米国リサイクル率21.1%と比較すると、引き続き世界最高水準を維持していると説明している。

また、2012年度は指定ペットボトルの13%の軽量化を達成した。同協議会では、3R推進団体連絡会の一員として、ペットボトルのリデュース目標「指定PETボトル全体で10%(2004年度比)の軽量化を設定した。

その手段として、これまでの軽量化状況を勘案し、主要17種に具体的な目標値(3%~20%)を決め、軽量化を推進した。ペットボトルは、容器としての需要の広がりに伴い、成形技術・充填技術の進展等により近年目覚しい軽量化が実施されている。

なお、リサイクル実績は環境省発表データや再商品化を行う事業者へのアンケート調査から回収量を集計するとともに、ペットくず輸出業者へのアンケート調査から、海外へのペットボトル由来の輸出量を推計した。

PETくず国別輸出量(暦年)推移

PETくず国別輸出量(暦年)推移

(出所)財務省貿易統計

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