LNG運搬船向けのLNGを燃料としたエンジン 重油に比べCO2最大30%削減

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※画像はイメージです
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川崎重工は、舶用「電子制御式ガスインジェクションディーゼル(ME-GI)」エンジンを主機とし、LNG運搬船やLNG燃料船に最適な推進システムを提供する「推進プラント」の開発を完了し、神戸工場でフルスケールの実証試験を開始する。この推進プラントは、従来型の重油焚の2サイクルディーゼルエンジンに比べて、最大約30%のCO2排出量削減が見込まれている。

実証試験では、同社が開発した「高圧燃料ガス供給設備」「LNGタンクシステム」及び各種試験に用いられてきた2サイクルディーゼル試験エンジンを改修した「ME-GIエンジン」で構成されたフルスケールの常設試験設備を使用。このような常設設備による試験は、造船所及びエンジンメーカーとしては世界で初めての試み。なお、高圧燃料ガス供給設備には、LNGをポンプによって約30MPaまで加圧した後、気化器にてガス化する「高圧ポンプ方式」を採用している。

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