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使用済み化学薬品のリサイクル技術 廃液等を最大50%削減

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使用済み化学薬品のリサイクル技術 廃液等を最大50%削減

佐々木化学薬品(京都府京都市)は、従来であれば再生が難しく廃棄処分されていた使用済み混合薬品を再び使用できる薬品へとリサイクルする「使用済み混合薬品の再生技術」を開発した。

使用済み薬品を再び資源として活用する自然界への排出ゼロシステムの運用に向け、本格的に事業を開始し、販売金額5,000万円を目指す。

主成分と不純物が混在している状態の使用済み混合薬品に本技術を用いることでそれらを分離し、回収する。単一薬品ではなく、混合薬品をリサイクルできる点が、他に事例が少ない本技術の特長となっている。

現在は、本技術により、「フッ酸+硫酸混合液」および、自社製品の「中性サビ取り剤エスクリーンS-800」について使用済み混合薬品から主成分と不純物を分離回収、再び使用できる製品へリサイクルが可能となった。

使用済み「フッ酸+硫酸混合液」の不純物除去率は91.3%で、使用済み「エスクリーンS-800」の不純物除去率は99.5%。本技術を用いることで月間約6,000Lの廃液が出る場合、廃棄物処理量を最大50%削減できる。廃液の管理や廃棄物処理量、処理費用の低減に、大きく貢献する。

「フッ酸+硫酸混合液」にてガラス材の研磨や洗浄処理をされている事業者や、銅や鉄のサビ(酸化皮膜)除去をされている事業者に、利用を呼び掛けている。

佐々木化学薬品では、金属表面処理液の製造販売、一般試薬、工業薬品の販売、試薬および化学工業薬品の開発などを行っている。

産業活動に様々な恩恵を授けてくれる化学薬品だが、これらは最終的には産業廃棄物となり、環境へ負荷を与えている。同社によると、現在、廃棄処理されている使用済み薬品は年間500万トンと推定されているという。同社では、このような環境への負荷を低減するために、自然界への廃棄物ゼロを目指し、使用済み薬品の再生技術の開発に乗り出した。

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